2017年4月30日(日) 02:39 JST

伊勢で学ぶ奥深き擬革紙の世界を体験する展示会を観賞

  • 2017年2月27日(月) 08:43 JST
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擬革紙(ぎかくし)という紙素材をご存じでしょうか。

伊勢で開催された擬革紙の展示会を観てきました

和紙に手加工で皺や模様の凹凸をつけ、
革のような風合いと着色をにしたもので、
江戸時代にヨーロッパから輸入された
装飾革(金唐革)を模倣して作製したのが
始まりとされる紙素材。

擬革紙は和紙に手加工で皺や模様の凹凸をつけ、 革のような風合いと着色した紙素材

江戸時代には煙草入れなどの小物に仕立て、
伊勢神宮参拝の身仕度やお土産物として、煙草入れが流行し、
伊勢が擬革紙の地場産業で一大生産地だったとのこと。
明治時代には日本の壁紙として、海外にも輸出していたそうです。

伊勢で開催された擬革紙の展示会会場の様子

先日、そんな擬革紙の展覧会が伊勢で開催され、
同展示会「擬革紙の復興 和紙にあそぶ」にお邪魔してきました。

擬革紙の事は聞いたり、書物や資料で読んだりする程度で
これまで実際に目にすることはなかったので、とても新鮮でした。

当社にも主に貼箱やトムソン箱をはじめとした
紙製品の作製に使用する小間紙で
擬革紙に似たうるし紙という紙がございますが
原紙も異なり、このような独特な素材感とは全く異なります。

当社取扱いのうるし紙にも擬革紙に似た、貼箱やトムソン箱作製に使用する小間紙があります

製作工程も気が遠くなるような時間と労力がかかるとのことでした。

①和紙に柿渋を何層も塗り重ねて、基本となる型紙を作製する。
②完成した型紙の間に和紙をはさみこみ、万力で絞る。
③型紙の角度を変えながら、何度も絞って、凹凸をつける。
④天然染料、柿渋、墨などを使って、着色や風合いを出す。
⑤完成した擬革紙を様々な製品や素材を手作りで作製する。

擬革紙を使用したプロダクト、A4サイズのポートフォリオの事例

型紙自体も和紙で作製し、
和紙で和紙に模様や皺を付ける加工が何とも興味深かったです。

一旦途絶えた技術やを復興させるのは大変なことだと思いますが、
私も微力ながら、是非とも応援したい取り組みでした。

では、また。和紙商小野商店 河手

擬革氏を使用した各種のプロダクト、カルトナージュなどの事例

※「和紙の展示会」に関連するブログの記事:

[⇒]近代和紙の歴史を学ぶ奈良国立博物館で開催中の展示会とは


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